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工藤 博司; Wu, C. H.*
Journal of Nuclear Materials, 201, p.261 - 266, 1993/00
被引用回数:15 パーセンタイル:79.48(Materials Science, Multidisciplinary)Knudsen-effusion質量分析法により、炭化リチウム(LiC)結晶の蒸発挙動を調べた。高温(960~1200K)に加熱した結晶上の蒸気中にCLi,CLi及びCLi分子を見出し、これらの分子種の平衡分圧から反応エンタルピーを求めた。CLi分子は、理論的に存在が予測されていた超リチウム化分子の一つで、解離エネルギーは理論値(273kJ/mol)に一致した。CLi分子のC-Li平均結合エネルギーとして25211kJ/molが得られ、この超リチウム化分子の熱力学的安定性が確かめられた。
工藤 博司
Chemistry Letters, 1989, p.1611 - 1614, 1989/00
分子軌道計算により理論的に存在が予測されている超リチウム分子の実在を確認する目的で、Knudsen-effusion質量分析法によりLiC結晶上の平衡蒸気中の分子種を分析した。Li(g)およびLi(g)に加えて、新たにCLi(g)およびCLi(g)を見出し、イオン化ポテンシャル(I.P.)および原子化エネルギー(A.E.)を決定した。I.P.(CLiCLi)=5.30.3eV、I.P.(CLiCLi)=8.20.3eV、A.E.(CLi)=106023kJ/mol、A.E.(CLi)=121931kJ/mol。これらの熱力学量は今回の実験で初めて決定したものであり、CLiおよびCLiなどの超リチウム化分子の熱力学量の検討に欠かせない数値である。